
* * * ■「ああ、安倍前首相の病気ですね」 難病患者に対する誤解や偏見は根強く、難病を患っていることを周囲に隠しながら働く人も多い。 そんななか、難病患者の就労に対するイメージを大きく変える人物が現れた。潰瘍性大腸炎であることを公表した安倍晋三・前首相である。 特に長期政権となった第2次安倍内閣では、適切な治療を受けさえすれば、首相という激務さえもこなせることを世間に強く印象づけた。 難病患者と企業をつなぐコーディネーターとして活躍する「就労支援ネットワークONE」代表の中金竜次さんは、「安倍前首相が自身の病気について明かした貢献は大きい」と語る。 「患者が就職を希望する企業から『患者さん、どんな病気なんですか?』と聞かれても、『安倍前首相が』と言うだけで、『ああ、あの病気ですか』と、話が通じやすくなりました。『そうなんですね。じゃあ、履歴書を送ってください』と、ふつうに受け止めてくれるようになった。私の手元では明らかに採用者が増えました」(中金さん、以下同) 全国的にも潰瘍性大腸炎であることを企業に開示する患者がここ5、6年で増えているという。 「この病気の場合、症状が悪化すると、トイレの回数が増えたりする。職場の人が病気のことを知らないと、『さぼっているんじゃないか』と、誤解を受けて人間関係が悪化することがけっこうあるのです。居心地が悪くなって離職し、それを繰り返してしまうと、働き口がなくなってしまいます」
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