2020年、新たな4番が覚醒した。横浜DeNAベイスターズ・佐野恵太(26)だ。
それまでチームの柱だった筒香嘉智に代わりチームの4番を任されると、秘めた才能が暴れ出す。打率3割2分8厘で初の首位打者を獲得。名実ともに新たな4番打者として成長を遂げた。
そんな彼には運命を変えた一打が。
「シーズン序盤当てにいくような打席だったり、ヒットを欲しがるというか。自分の強いスイングができていたのかと言われると、シーズン序盤はどうだったのかなと思います」
佐野は開幕からの27試合、およそ1か月以上ホームランを打てていなかった。ヒットは出てもホームランが出ない。他の4番打者と比べてもその差は明らか。自らが求める"強いスイング"ができなかった。
しかし7月22日、対ヤクルト戦。ここで全てを変える一打を放つ。その感覚とは、一体。
「トップからバットが出るイメージ。構えたところからボールを突っつくって言うんですかね。構えからポイントまで最短距離のイメージを持つことで、コンパクトなスイングの中でもより力を伝えられる感覚」
この一打を皮切りに佐野はホームランを量産。試合数が少ない異例のシーズンで、キャリアハイとなる20本のホームランを記録した。
しかし実際に打撃フォームは変わっているのか。入団当初と比べてみると、1年目のフォームはバットが出遅れ、ポイントが近い。しかし、昨シーズンはバットが体の前を通り、より力が伝わるポイントで捉えている。
試行錯誤の中でバットの軌道が進化、それが新たな感覚として佐野の体に備わった。プレッシャーとの戦いの中、新たな感覚を見出した佐野。しかし現状維持でいるつもりはない。
「やっぱり1年だけだったかと思われたくない。優勝するチームの中心選手として活躍したいなと思っています」
2021年、佐野がまた新たなステージへと飛び出す。
からの記事と詳細 ( 【DeNA】新4番・佐野恵太 “運命を変えた一打”「180度変わった」新たな感覚とは?|テレビ東京スポーツ:テレビ東京 - テレビ東京 )
https://ift.tt/2MH1TEi
No comments:
Post a Comment