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Friday, July 17, 2020

変化を前進する力に変える ベネッセがコロナ危機対応から得たもの - 株式会社 博展(サステナブル・ブランド企画推進室)

新型コロナに企業はどのように対応をしているのか。各社のウェブサイトを調べた中で、日本企業としては異彩を放っているのがベネッセさんでした。非常に早い段階から、自分たちの思いとやっていることを明確に示していたからです。

こういう時にはどうしても、まずは事業の継続、そして関係者の安全、と守りに走ってしまうものですし、積極的な活動をしたとしても、対外的にそれを打ち出すことには慎重な企業も日本では多いように感じます。

なのに、なぜベネッセさんは違うのか。それが知りたくて関係者にお尋ねしたところ、橋本さんの力が大きかったことを知り、今回のインタビューとなりました。

なぜこうした動きをしたのか、またそれが可能だったのか。細かい状況を含めてお話しをうかがえて非常に参考になったのですが、とても嬉しかったのは、そこにパーパスがあったということです。

サステナブル・ブランド国際会議2020横浜でベネッセホールディングスの安達保社長もお話しなさっていましたが、日本中の子どもたちが質の高い教育を受けられるようにという創業の思い、そして創業の地も東京ではなく岡山という地方都市であったからこそ、誰もが勉強できるようにという思いがDNAとして強く刻まれていることを感じました。

もう一つなるほど思ったのは、そうした思いを発現させるのは、今回が初めてではなかったということです。3.11のときの体験があり、今回もごく自然に「自分たちにできることをやろう、やらなくては」となったとのことで、こうした経験を重ねることの重要性を改めて感じました。

もちろんそうした思いを後押ししてくれる、パーパスを共有する小林社長の包容力が幸いしたのは言うまでもありません。

それにしても、教材のダウンロードだけであればわりと簡単に実現できるでしょうし、実際そうした同業者も多かったと思います。そのような中で、子どもたちにとって、そして親御さんにとって、いま本当に求められていることは何かにこだわり、あえて印刷物を送付するという極端に高いハードルにチャレンジされたことには、感銘を受けました。費用がかかるという以上に、このスピード感で実施するのは物理的にとてつもなく大変なはずです。そして実際にお話しをすると、その苦労は想像以上でした。

そもそも橋本さんはサステナビリティの責任者ではなく、マーケティングの責任者なので、立場的には逆の発想をするのが普通なのではと思ったのですが、結果は必ずついてくるということを3.11のときの経験からも信じていたそうです。

橋本さんご自身も「のりがいい社員がたくさんいる」とおっしゃっていましたが、お話を聞いているとそういう社内の様子が頭に浮かんでくるようでした。この会社がこれから何をしていくのか、マーケットや社会をどう変えて行くのか。ポストコロナが楽しみになるインタビューでした。

足立 直樹 (あだち・なおき)
SB-J サステナビリティ・プロデューサー
東京大学理学部、同大学院で生態学を専攻、博士(理学)。国立環境研究所とマレーシア森林研究所(FRIM)で熱帯林の研究に従事した後、コンサルタントとして独立。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役、一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)理事・事務局長。CSR調達を中心に、社会と会社を持続可能にするサステナビリティ経営を指導。さらにはそれをブランディングに結びつける総合的なコンサルティングを数多くの企業に対して行っている。環境省をはじめとする省庁の検討委員等も多数歴任。

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July 17, 2020 at 02:20PM
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