そんな騒ぐほどのことじゃない!?
FCAとグループPSAが合併し、ステランティスという名前になったと思ったら、そのステランティスと、Apple(アップル)ブランドの製品の製造を数多く請け負っているフォックスコンが、「モバイルドライブ」を設立したという。これにより、「アップルカーの量産が実現するかも」とうわさされているらしい。
「アップルが自動車業界を破壊する」とか、「アップルがクルマをつくればテスラ以上の激震」とか一部で言われているが、自動車業界への新規参入が増えれば増えるほど、クルマは魅力的になるはずで、自動車業界は栄えこそすれ、破壊されることはない。
第一、肝心のアップルカーの中身がサッパリ見えない。十中八九、EVなのでしょうが(笑)、それ以外はサッパリ。見えないのは当たり前だ。まだ中身がないのだから。これ以上の「幽霊の正体見たり枯れ尾花」もなかろう。
仮にアップルカーが、言われているように「車輪の付いたスマホ」であったとしても、私はなにも驚かない。なぜなら私はすでに、「スマホの付いた車輪(クルマ)」に乗っているからだ。
スマホは車内で、ナビと音楽プレーヤーとして有効に活用させてもらっている。その立場が逆転し、車輪の付いたスマホになっても、大して変わらない気がするのだ。結局使うのはナビと音楽再生だけなので……。
もちろん、アップルカーが来年あたり、いきなりレベル5の自動運転を実現していれば、「すげえ!」とはなるが、アップルだって魔法使いじゃないから、そういうことはないだろう。だとすれば、アップルカーが出たとしても、それほど大きなイノベーションはないはずだ。
すでにひとり1台スマホを持つのが当たり前なのだから、そこにクルマが合体しようがしまいが、大差ないじゃないですか! むしろ、合体することで不便になるかもしれない。私は現在の分離できるスマホと車輪のほうがいいです。
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