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Monday, June 29, 2020

ユニクロに潰された数々の企業に学ぶ「変われないことの危険性」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

「我々にはマネできない」

 1970年から約半世紀にわたって、高級ブランド「バーバリー」のライセンス販売を行っていた三陽商会。その元幹部社員が、ユニクロの登場時をこう振り返る。  「ユニクロのモノは安くて買いやすいけど、着ているのがバレたら恥ずかしい。最初は、誰もがそういう印象だったと思います。  当時、三陽商会も『目指すところが違う』企業だと思っていました。同じ洋服を取り扱っているけど、異業種というか。  けれど、ある日突然、世間の洋服に対する考え方が百八十度変わり、ユニクロが『おしゃれ』だという時代になった。正直に言えば、認めたくない。でも、それが今のファッションの当たり前なんですよね」  コロナの影響で、アパレル業界はかつてないほどの窮地に立たされている。売上高2兆円超を誇るファーストリテイリング(ユニクロ)も、今年5月の既存店売上高は約2割減だった。  それでも、6月19日に発売した「エアリズムマスク」は売り切れが続出。逆境を勝機に変え、またもユニクロ「一人勝ち」の体をなした。  冒頭の三陽商会元幹部が続ける。  「(ユニクロの)柳井さんは4月の決算会見で、『マスクは作らない、服を作るのが本業だ』と渋い顔をしていたはずです。なのに、それから2ヵ月で販売まで漕ぎ着けた。  嫌味な言い方をすれば、経営者として節操がないですよね。でも、信念とかにとらわれず、売れると思ったらすぐにやる。今やそれが企業の生存戦略の本筋だけれど、既存のアパレルにはマネできない」  手頃な価格で流行の服を買う「ファストファッション」を日本で確立したユニクロの存在は、私たちの生活を変えた。部屋着だけではなく、商談やデートに着ていく「よそ行きの服」がユニクロでも、何の違和感もなくなった。  世の常識、時代というものは、ある日突然、一気に変わる。それを体現したのが、アパレルにおけるユニクロだ。  一方で、既存のアパレル企業は次々と淘汰されていった。レナウンが今年5月に「コロナ倒産」したのは業界に衝撃を与えたが、仮にコロナがなかったとしても、経営が傾くのは時間の問題だっただろう。  こうしてユニクロだけが勝ち、既存アパレルがあっという間に駆逐されていったその理由とは、何だったのか。

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