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Monday, May 25, 2020

人生を劇的に変えるスタンフォード流「ストレスとの付き合い方」(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

● レビュー  本書『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』は「ストレス」の正しい捉え方、付き合い方について書かれたものだ。なかには従来の考えとは異なる内容も含まれており、にわかには受け入れがたい部分もあるかもしれない。だがさまざまな科学的調査や実験データに裏付けられており、説得力が感じられる。 【この記事の画像を見る】  本書はPart1とPart2に分かれている。「ストレスを見直す」と題されたPart1では、「マインドセット(考え方)が体に影響を与える」という研究の紹介から始まる。その後、ストレスを感じたときの反応の種類、ストレス研究の歴史などが紹介される。興味深いことに、ストレス源と生きがいは重なることが多い。実際、ストレスが多い人のほうが、より人生に充実感を覚えているという調査結果もある。  続く「ストレスを力に変える」と題されたPart2では、ストレスを味方につけるためのマインドセットが語られる。強いストレスを感じた際、どのようにしてストレスをパフォーマンス向上に役立てるか、バーンアウト(燃え尽き)しないように働くにはどう目標設定すればいいのか、逆境を克服するにはどうしたらよいかなど、実験データや調査結果、具体事例などとともに明かされるのがポイントだ。

 さらにストレスに強くなるための「エクササイズ」が、本書ではいくつも紹介されている。「読んで終わり」ではなく、具体的に実践できるわけだ。しかも一度これらのエクササイズをやるだけで、一生ストレスを味方につけることができるという。これはやってみるしかないだろう。(河合美緒) ● 本書の要点  (1)強いストレスの有無だけでは、死亡リスクに影響はない。だがストレスを受け、さらに「ストレスは健康に悪い」と考えていると、死亡リスクが高まる。 (2)ストレス反応には、よく知られている「闘争・逃走反応」の他にも、「チャレンジ反応」「思いやり・絆反応」がある。 (3)一般に信じられていることとは異なり、ストレスホルモンの分泌量が多い方が、パフォーマンスは上がる。また、ストレスの効果に自覚的な方が、ストレスの効果を利用しやすい。 ● 要約本文  ◆ストレスを知る ◇ストレスそのものが有害なわけではない  健康心理学者である著者は、長い間、授業や研究などで「ストレスは有害である」と述べてきた。しかしある研究結果をきっかけに、それまでの考え方を見直しはじめた。その研究結果は、1998年にアメリカで3万人の成人を対象に得られたものだった。まず参加者に対して、「ストレスを感じたかどうか」、「ストレスは健康に害をもたらすか」という質問が行われた。そして8年後の追跡調査で、参加者のうち誰が亡くなったかを確認した。その結果、死亡リスクが高まっていたのは、強度のストレスを受けた参加者のなかでも、「ストレスは健康に悪い」と考えていた人たちだけであった。  ストレスそのものではなく、ストレスをどう捉えているかが、健康状態を左右する――こうした考え方は、従来の考え方と異なるものであった。一方で健康心理学者である著者は、ものごとに対する考え方が健康と寿命に関係するということを、他の事例を通して認識していた。たとえば「年齢を重ねることをポジティブに考えている人は、ネガティブに考えている人よりも長生きする」、「他人を信用できると考えている人は、信用できないと考えている人よりも長生きする」といったことはわかっていた。  そこで著者は、過去30年間の科学的研究と調査の内容を詳細に調べ、データを見直した。そして最終的に、それまでのストレスについての考え方を改め、「ストレスを受け入れることが正しいストレスマネジメントである」という結論に達した。

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May 25, 2020 at 04:01AM
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