
『9月入学』導入議論した元文部官僚・寺脇研教授「この騒ぎの中でやるのはどうかと」
更新:2020/04/29 19:48
新型コロナウイルスで学校の休校が続く中、議論が巻き起こっているのが、学校を『9月入学・始業』にすべきではないかという話です。全国から検討を求める意見が相次ぐ一方で、慎重な意見も出ています。
4月29日に行われた全国知事会。冒頭、会長の飯泉徳島県知事は、新型コロナウイルスの感染拡大で小刻みに休校が延長されている中、学校の再開を一斉に9月にしてはどうかと切り出したのです。
(徳島県 飯泉嘉門知事)
「世界標準である9月入学。多くの知事からもご提案を頂いているところであります。」
これを受け、各地の知事は…
(愛知県 大村秀章知事)
「グローバルスタンダードということで、9月入学にいつかは舵を切らなければならない。経済界にも波及する話で、論点を明らかにして幅広く議論して頂きたい。」
(埼玉県 大野元裕知事)
「9月入学、大いに賛成ですが、そのためにはまず政府・行政が年度を変えるということからやらなければ、子どもたちは不安でたまらない。」
そんな中、4月29日の衆議院予算委員会で、『9月入学』について見解を問われた安倍首相は…
「社会全体に大きな影響を及ぼすのだから慎重にという意見もあることは十分に承知をしていますが、これぐらい大きな変化がある中においては、前広に(余裕をもって)様々な選択肢を検討していきたい。」(安倍晋三首相)
では、街の人たちはどう考えているのでしょうか。
【賛成派】
「うちは中3の男の子がいますが、思い出とか作れなかったから9月からがいいとは言っています。休校中で、受験もあるので、勉強の遅れとかを考えると1年間ちゃんとあったほうがいいかなと。」
「海外でも9月入学があるんですよね。そう考えると9月入学もありかなと思いますね。」
【反対派】
「僕も小学校の先生をやっているんですけど、9月制にすると色々なところを変えないといけないので。2020年からまた色々な教科が新しく増えましたし、それを変えるとなるとまた大変なんですよね。」
「(年長の)子どもも4月になったら1年生と思っている分、説明も考えていかないといけないなというのもありますね。」
文部官僚時代に『9月入学』導入の議論に関わった京都芸術大学の寺脇研教授は、「大学入試で影響を受ける高校3年生に絞るべきだ」といいます。
「高校3年生に限りどうするかを考えればいい話でしょうこれは。そこから下の子どもたちは、いつ始まったって、またそれを次どうするかというのはゆっくり考えればいいわけであって。特に小学生・中学生は一刻も早く学校を再開するということに意味がありますよ。だから再開できる状態になったところから、どんどん再開しなきゃ。ただ、そんな大きな問題をこの騒ぎの中でやるのはどうかねと。」(京都芸術大学 寺脇研教授)
今後の議論の行方が注目されます。
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