新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行が社会全体に大きな変化をもたらしている中、未来の自動車を含むモビリティーの在り方も従来、想定されていたものから大きく変わる可能性があるー。こんな見方を世界最大規模の自動車部品メーカー、 デンソーの有馬浩二社長は30日の決算会見で示した。

デトロイト・モーターショーのデンソーブースのロゴ(2011年1月)
Photographer: Jeff Kowalsky/Bloomberg
有馬社長は同日の決算会見で、新型コロナの感染拡大を受けて人々の価値観が変わってきていると指摘。自動車業界はここ数年、電動化や自動運転など「CASE」と総称される新技術の対応を急いできたが、それについても「求められる中身が少し変わってくるのではないかと考えている」と述べた。
有馬氏は「一人一人の身に起こる危険を皆さん感じている」とし、消費者の中で安全・安心な空間が保証された車でなければ乗りたくないとの考えが強まる可能性があると指摘。
未来の交通システムでは公共交通機関との組み合わせが前提とされていることが多いが、コロナ後の世界で人々が「公共機関に乗るだろうか」と疑問も呈した。電動バイクなど、より快適で安全な移動手段への移行といった可能性を挙げた。
また、新型コロナの発生原因が仮に自然破壊だったとすると、気候変動やエネルギー消費について「もういっぺん戒めようという方向に必ず動いていくのではないか」と指摘。そうなれば車においても電動化への移行が「もっと加速する可能性」があるとも話した。
デンソーは同日、前期(2020年3月期)の営業利益が前の期比81%減の611億円となったと発表した。新型コロナの影響のほか、リコール関連が約2200億円の減益要因となった。1-3月期は1016億円の営業損失。ブルームバーグのデータによれば、四半期の営業損失としては11年4-6月期以来となる。
21年3月期の業績予想については新型コロナの影響拡大により算定が困難だとして、未定とした。
デンソー以外のトヨタグループの主要7社も同日、20年3月期の決算をそれぞれ発表した。パワートレインなどを手掛けるアイシン精機も1-3月期で営業赤字に転落したほか、愛知製鋼を除く6社が減益となるなど新型コロナの感染拡大に伴う需要減少などの負の影響が色濃く出た決算となった。今期の業績予想については全社が未定とした。
トヨタ自動車は5月12日に同期の決算発表を 予定している。
デンソーなど8社の1-3月期の営業損益と今期の業績予想:
(アイシン精機など他のトヨタ系主要部品メーカーの業績を追加して更新します)
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April 30, 2020 at 01:05PM
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