40代女性です。ある日、遅延が発生していつもより混んでいる通勤電車の中で、男性のいら立った声が聞こえました。声のした方を見ると、40~50代くらいの男性の顔が見えました。怒る男性の目の前には、私からは頭の後ろしか見えない別の男性が立っていて、すみません、と小さな声で謝っていました。
よく見ると、謝っている男性は学生服を着ており、高校生のようでした。もめた理由はわかりません。すみませんと繰り返す高校生に絡み続けた男性は「勉強だってたいしてできもしないくせにふざけたことしてんじゃねえよ」と捨てぜりふを投げて電車を降りていきました。
大人がひたすら謝る子どもを責め続ける姿に、後味の悪い思いが残りました。何に怒っていたにしろ、あまりにひどい言いようでした。同時に、何もできなかった自分が、高校生を責めていた男性の仲間になってしまったような、高校生に申し訳ないような気持ちになりました。
私にも子どもがいます。何かひと言、高校生に声をかけてあげるだけでも、嫌な気持ちを和らげてあげられたのではないかと思います。
こんなとき、どうしたら勇気を出して行動することができるでしょうか。急には自分を変えられなくても、少しずつでも変えていく方法はあるでしょうか。どなたかに聞いてみたいと思い、お便りをしました。
回答者 文筆業・清田隆之さん
男性たちの間に何があったのかは確かにわかりません。しかし、仮に何かしらの迷惑をかけていたとしても、「勉強だってたいしてできもしないくせに」という言葉は文脈的に無関係なはずで、中年男性の行為は暴力だと感じます。それを目の当たりにしながら何もできなかった自分を悔やみ、さらには傍観=暴力への加担だったのではないかと罪悪感も抱いている。それが相談者さんの現在地です。
まず確認したいのは、この場…
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