
国連が定める持続可能な開発目標=「SDGs」の実現に向けた大学の役割について考えるシンポジウムが水戸市で開かれました。
このシンポジウムは「地域の未来にSDGsをどう活かせるか」と題して、SDGsを実現するために大学がどんな役割ができるかを考えようと茨城大学と常磐大学が開きました。
はじめに、京都精華大学のウスビ・サコ学長が講演し「SDGsは自分のできることから始めることが大切で、日常生活を見直すだけでも貢献できる」と説明し、大学の学生たちが台風で倒れた木で子ども向けの工作キットを作ったり、SDGsにまつわるクイズをトイレに貼ったりして関心を高める取り組みを行っていることを紹介しました。
そのうえで「すべての課題に解決策を出そうとせず、『問い』にたどりつくことがSDGsを考えるときに一番大事なことだ」と話しました。
続いて、それぞれの大学が行っているSDGsについての活動が報告され、常磐大学の小関一也准教授はフィリピンを訪れた学生たちが現地の絹織物を水戸市内のイベントで販売し、フェアトレードを実践したことを紹介しました。
そのうえで「大学生は斬新な発想力があり、人と出会ってつながりをつくり、それを成長に変える力がある。海外研修ではそういう学生を育てることができる」と話していました。
このシンポジウムは動画で撮影されていて、茨城大学のウェブサイトで公開されています。
からの記事と詳細 ( SDGs実現に向け大学の役割考えるシンポジウム 水戸|NHK 茨城県のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/31cvpZh
No comments:
Post a Comment