
ビットコインを「使える」コインに
よく考えて欲しい。エルサルバドルの農民たちが、暗号資産(仮想通貨)管理アプリ「ブロックフォリオ(Blockfolio)」で保有するビットコインが「月まで届くほど高騰」して欲しいと願ったから起こった訳ではない。BTCインデックスファンドの夢によって促された訳ではないのだ。価格予測の話ではない。 70%が現金の経済において、村人や農民は実際にビットコインを使い、果物や野菜を買うために少しのサトシ(ビットコインの最小単位)を送り、生みの親のサトシ・ナカモトを笑顔にするような、本来のピアツーピアの形でビットコインを活用するようになるのだ。 この点に関して、少量のビットコインのやり取りを高速で安価、そして簡単にしてくれる、ジャック・マラーズ(Jack Mallers)氏の手がけるアプリ「ストライク(Strike)」に感謝できるだろう。 さらによく考えてみよう。ストライクは、ライトニング・ネットワークが支えている。ライトニング・ネットワークとは、ユーザーがホストとなるチャンネルやノードのネットワークを通じて、オフチェーンで取引を決済する「レイヤー2」のプロトコルであり、ビットコインを送るのにかかる時間と手数料を大幅に削減する。 マラーズ氏は、ストライクのためにライトニングを使うことを最初から決めていた。「あまりにも明らかだった」とマラーズ氏は述べ、ライトニングのレイヤー2ソリューションを「人間の歴史における、テクノロジーとしての通貨の進化の中でもとりわけ素晴らしいものの1つ」と呼んだ。 ライトニングは、ビットコインの爆発的普及を推進するエンジンだ。ライトニング・ネットワークは、ブロックチェーン全体で最も重要な資産のための、最も重要なプロジェクトだと言ってもいいだろう。 しかし、共同創業者兼CEOエリザベス・スターク(Elizabeth Stark)氏を筆頭とするライトニング開発チームは、不思議なほどに注目されていない。ライトニングはある意味、過小評価されているのか?2017年から2018年にかけての初期の注目の後、スターク氏はおおむねメディアを避け、仕事に没頭してきた。 ライトニングが表舞台に再登場するには、今が格好のタイミングだ。見出しやツイッターから見えてくる最近のビットコインの話題は、価格、価格、価格、イーロン・マスク、価格、中国、価格、価格、イーロン・マスクの終わりない連発のように感じられる。 ライトニング・ネットワークはある意味、投機騒ぎへの抵抗だ。ライトニングは、投資家に買い尽くされるだけのものでも、デジタルゴールドだけでもない、使われるビットコインなのだ。 「デジタルゴールドに過ぎないという考えでは、ビットコインが成し遂げられることを活かしきれない」とスターク氏。「ビットコインはプログラム可能な通貨であり、ライトニングはビットコインを世界中の何十億人へと拡大させることを後押しできるだろう」 そして今、それが実際に起こり始めているのだ。スターク氏とチームから、世界へ向けたメッセージがある。ライトニングはもはや単なる「可能性」ではない。ただの未来ではない。ライトニングはここにあり、機能しているのだ。
からの記事と詳細 ( ビットコインの利用を変えるライトニング・ネットワークとは【前編】(CoinDesk Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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