小泉純一郎政権が発足して4月26日で20年が経過した。異色の政治家にかかわった関係者4人に話を聞いた。1人目は、自民党の同じ派閥(現細田派、清和政策研究会)出身で、小泉氏の後に首相に就いた安倍晋三前首相。
--小泉氏は、その業績は評価が分かれるが、歴代の首相、自民党総裁としては異色だった
「小泉さんは小選挙区制度が生んだ首相だと言っていい。それまでは基本的には派閥の中で支持を固めて子分を作り、仲間を増やし、他の派閥との合従連衡のなかで(自民党)総裁の座をつかむというコースだった。小泉さんは合従連衡の中で、必ずしも多数派を形成できるかどうか非常に難しかった」
--平成13年の総裁選は3回目の出馬だったが、下馬評も高くなかった
「それにもかかわらず、国民的な支持を背景に議員の支持が集まった。派閥が果たす役割が、この時の総裁選では低くなった。実際は小泉さんは(首相就任前は)派閥(清和会)の会長を務めていたし、相当の『派閥人間』として派の結束を固めるということには人後に落ちない人だった」
--小選挙区制を否定していた小泉氏が一番、小選挙区制を利用したともいえる
「小泉さんご本人も『自他ともに小選挙区制の誕生によって首相になった』と話していた。そういう意味では、非常に時代の変化を示す首相だったと思う」
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