
「3年ごとに離婚&再婚し、夫の姓と妻の姓を“交代”する」――そんな結婚をしている人がいます。どうしてそのような結婚をすることになったのか。妻の阿座上さんと、夫の水落さんに話を聞きました(仮名)。 【画像:旧姓併記ができるようになった運転免許証】
「絶対変えたくない」「普通変えるでしょ」の激突
阿座上さんと水落さんはともに20代後半。ふたりは1歳違いですが、通っていた国立大学のゼミで同期に。在学中に交際を始めました。最初に「結婚と名字」の話になったのは、意外にも付き合ってすぐ、交際2カ月ほどの段階でした。 「私たちは、ふたりとも『付き合う相手とは結婚を意識する』という考えを持っていて、付き合ってすぐのころに結婚についての話が出たんです。それまではそんなにケンカはなかったんですが、そこで全部まとめての大きなケンカがありました」(阿座上さん)
ふたりが激突したのは結婚観。水落さんが阿座上さんに「結婚したら専業主婦になってほしい」「将来留学したいと思っているのでついてきてほしい」と伝えたのがきっかけでした。 「すごく腹が立ちました。私には私のやりたいことがあるので受け入れられないし、主婦になるために勉強したわけじゃないと。社会人になってからは男女の不平等を感じますが、学生のときは男女はイーブンだと思っていたんです。そんな考え方があるんだと初めて知って、その日は泣きながら帰りました」(阿座上さん) その大ゲンカの中で出てきたのが、「名字」について。阿座上さんは「絶対に阿座上がいい」、水落さんは「普通は男性の姓、水落になるんじゃない?」と意見が分かれた――と振り返ります。 阿座上さんは物心がついたころから、自分の母と母方の祖母の名字が違うことが不思議だったといいます。「名字を変えるのは嫌じゃなかった?」と母や祖母に聞いたこともあったとか。 「自分の名字がすごく気に入っているし、学生時代に書いた論文や仕事の業績も名字に紐づいています。友達から呼ばれることが多いのも名字のほう。自分の歩んできた“履歴”のようなものが名字にあって、大人になるにつれてどんどん『結婚しても姓を変えたくない』という気持ちが強くなっていました。一時期は、『阿座上』の男性を探して結婚しようかと思っていました(笑)。名字についての考え方で、『絶対に変えたくない』と『普通は変えるでしょ』だったら、強い思い入れのある私の方が優先されるものではないか……とすごく怒りましたね」(阿座上さん) 結婚観が合わないかもしれないと判断しかけた阿座上さんに対して、水落さんは、「正直、『変な人だな』と思いました」と当時を振り返ります。 「想像もしていなかったことを言われたというか……。当時は、『普通は結婚したら男性の名字になる』ということしか知らなくて、それ以外の選択肢を考えたことはなかったし、ありえない、自分の姓は変わらないものだと思っていました」(水落さん)
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August 09, 2020 at 06:04PM
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“3年おきに名字を交換する結婚”――「自分の姓」「相手の姓」どちらかでもない、第3の選択肢(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
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