
続けるべきサッカーをやっているか
大分トリニータ戦で見せたのは、単なる3-0の完勝という以上のものだったようだ。マッシモ・フィッカデンティ監督は自信を持って選手の戦いぶりを讃えた。 「相手がどういうベースがあってどういう狙いで攻めて守ってくるのか。それに対して準備をして、こちらのペースでできたと思います。あとから入った選手も役割を理解し、解釈した上で試合ができたと思います。間違わずにできたのは、メカニズムが選手の中でしっかりできているから。こうなったらこうしなければいけない、というベースがあって、あとはピッチで対応できました」 準備してきたことを忠実に実行すること。ピッチの上で相手の振る舞いを敏感に感じて自在に変更を加えていくこと。名古屋の調子がいいのも道理だ。 見事に3ゴールを奪った攻撃面に関しては、もう少し具体的に解説している。 「5-4-1でブロックを作る相手に対して、金崎は真ん中で動かないように話をした」ことが一つ。続けて、「5と4の間のスペースがなくなるような守り方してきたので、どこの場所を使えるのかが変わってくる。金崎以外の3人(前田直輝、阿部浩之、マテウス)はそれを判断して、ポジションを入れ替えられるなら入れ替えるように話をした」という設計だった。 31分に吉田豊が先制し、後半開始早々の48分には丸山祐市が決めて試合を優位に進めると、今度は追いかけてくる大分の仕掛けを逆手に取るような戦いになった。「こちらに点が入ると、向こうが取りに来てバランス崩した分、スペースが空いてきた。そこからは自分たちから引っ掻き回すことなく、もともと設定していたポジションで関わっていった」と余裕の対応だった。 これだけ好調だと、今後の対戦相手からの警戒がこれまで以上に強まってくる。ここから必要になることとは? まず「大事なのは、何よりもケガ人を出さないこと」としたのは、実際に大分戦で阿部浩之、稲垣祥、米本拓司が負傷交代を余儀なくされたから。「回復できるかぎりぎりまで見てみないと分からない。この日程だとやはりリスクがある」と慎重さを隠さない。 もう一つが、信念だ。「続けるべきサッカーをやっているかどうか。どこに力を入れて取り組んでいくのか、ぶれないことが大事なんです」 11人全員の献身的で論理的なディフェンスの哲学と、個性と想像力にあふれる攻撃のバリエーション。それが「続けるべきサッカー」だろう。これを突き崩す相手は、いつ現れるだろうか。
サッカーマガジン編集部
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July 25, 2020 at 09:48AM
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