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Wednesday, April 8, 2020

コロナが変える恋愛事情、デートはアプリで - 琉球新報


ライフ

外出禁止でマッチングアプリの利用が増加、隔離生活に特化したサービスも

By Georgia Wells
2020 年 3 月 25 日 12:42 JST更新

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 キャロライン・クラビッツさん(23)は16日の夜、デートの相手と映画「オーソン・ウェルズのフェイク」を見ることにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、2人はニューヨーク市内の約24キロ離れたそれぞれの自宅にいた。あらかじめ決めた時間になると、各自の端末の再生ボタンを押し、映画の展開に合わせてテキストメッセージで冗談を言い合った。

 2人は直接会う計画もしているが、当面は「リモート恋愛」で済まそうとしている。

 デートのルールは最も良い時期でさえ不確かなものだが、今はかつてない速さで変化している。

 クラビッツさんがソーシャルディスタンス(人と人との距離)を保つことが重要なことを認識し始めたわずか1週間前は、別れ際に相手にキスをしてもいいかどうかを議論していた。クラビッツさんは、控え目な抱擁を選択。「私たちは完全なハグをしたかも。多分、私の腕は交差していた。私はずっとびくびくしていた。絶対にあれはハグよ!」

 パンデミックの中で人との接触を減らす一方で、関係を築こうとするのは厄介だ。「こんな時だから、彼は私の最も異常な部分を垣間見ることになりそう」とクラビッツさんは話す。

 ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長でさえ、今月に入ってわざわざデートに関するアドバイスをしている。「自身が病気ならデートはやめること。相手が病気ならデートに行かないこと」と忠告。別れ際のキスについては、やめておくのが「賢明」だと述べた。

 だがそれも過去のことだ。今は国内の多くの地域で外出禁止令が出され、国民の大半が人との直接的な接触を断たれている。多くの都市でバーやレストランが閉鎖されている。フロリダでウイルスに関する警告を無視した春休みの学生らに非難が集中したことを受け、当局は若者に隔離命令を深刻に受け止めるよう促した。

デートアプリのユーザー数が増加

 そのため、今は恋愛する余地がほとんどない。しかし、人間のさがには逆らえない。人は長く隔離されればされるほど、人付き合いが恋しくなる。

 「皆、孤独を感じるのが嫌なのだ。それに ネットフリックス のコンテンツも既に見尽くしている」。こう話すのは、米マッチングアプリ「S’More(スモア)」のアダム・コーエンアスラテイ最高経営責任者(CEO)だ。

 同氏によると、3月の第3週はスモアの平均デーリーユーザー数が28%増加した。

 ユーザーはアプリのチャットとビデオ機能を重視しているようだ。スモアでの会話の長さは2倍に伸びているという。

 人気のデートアプリなどを傘下に持つマッチ・グループのスタッフの電子メールによると、同社は「Tinder(ティンダー)」の有料機能の一部を無料にする方針だ。危機に際して、長い会話をする人が増えているためだという。また「Plenty of Fish(プレンティー・オブ・フィッシュ)」にライブ配信機能を加えることも計画している。

 デートアプリ「Say Allo(セイ・アロー)」は、3月前半にビデオデートのセッションが350%上昇した。同社のザッカリー・ルイスCEOによると、ニューヨークやデンバー、ロサンゼルスのほかカナダのモントリオールやトロントなどの都市で、感染数増加のニュース後にアプリの利用が急増している。

隔離生活に特化したアプリも

 外出禁止令が出されたサンフランシスコに住むソーニャ・エイブラムズさんは1カ月前、15年ぶりにデートを始めた。夫を亡くし、気晴らしをしたかったためだ。今はコロナウイルスから気晴らしするためにデートをしたいと思っているが、3人の子供たちの学校が閉鎖され、自宅にこもっている。

 「私のデートライフは、当面はメッセージの送り合いに格下げだろう。法律を無視したくはないから」とソーニャさんは話す。「楽しくはないだろう」

 リー・デマーシュさん(33)はデートアプリで出会った男性と会う予定だったが、その頃サンフランシスコのあらゆる場所が閉鎖され始めた。相手の男性は代わりに電話をかけてよこし、お互いの顔が見えるようビデオ通話ボタンを押した。

 「えっ!と思ったけど、私はあまり気にしないたちなので、そのまま会話を続けた」とデマーシュさんは話す。ちょっとした用事を済ますために通りを歩いているところだったので、化粧をする暇はなかったという。

 デマーシュさんは離れた場所にいる相手と関係を発展させられるのかを試している。ビデオチャットでは物理的な相性は伝わらない。「それは全然分からない」とデマーシュさんは話す。「それに、これがどのくらい続くのかも全く分からない!」

 友人同士のダニエル・アーマディザデさんとクリストファー・スメダーさんは、多くの人が暇を持て余し、外出もできなくなる可能性が高いと考え、隔離生活に合わせたデートアプリ「クアランティン・トゥゲザー(一緒に隔離)」を開発した。ユーザーは毎日午後6時になると、手を洗ったかどうかをアプリに尋ねられる。「はい」と答えると、テキストメールを介して別のユーザーを紹介される。15分たつと、ビデオチャットへのリンクが送信される。

 「私たちの孤独感はピークに達している」とアーマディザデさんは言う。「どのような1日を過ごそうとも、午後6時になれば、人との交流の機会が持てることを人々に分からせてあげたい」

 それに、ユーザーはほかに大してやることがないとみている。「皆、文字通り家にいるからね」




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